充電式電池等による発火事故の資料部屋


リチウムイオン電池混入防止 啓発ツール」(公益財団法人日本容器包装リサイクル協会)
→ 「啓発用のイラストや写真のデータをダウンロード」「ご活用いただき、普及啓発にご協力ください」とのこと。



リチウムイオン二次電池の安全で正しい使い方」(一般社団法人電池工業会)
→ 全23項目もの注意点が述べられているが、廃棄方法については特に触れられていない、これは課題。


リチウムイオン電池等の発火物が原因になる発煙・発火トラブル」(2020年4月3日更新 公益財団法人日本容器包装リサイクル協会)
→ 電子機器にはプラスチック部分も多く、誤ってプラスチック製容器包装ごみの日に出してしまう市民がいる。   プラスチックの中にリチウムイオン電池が入ると、磁石につかないものが多く、取り除く事が極めて困難。
  一度発火してしまうと、まわりには燃えやすいプラスチックがあるので、なかなか消火できない。
  解決策として、「リチウムイオン電池を製造・利用する企業が、明確なリサイクルマークを表示する」「機器本体と電池を容易に分離可能な設計にする」「機器本体は小型家電リサイクルのルートに乗せ、電池は一般社団法人JBRCルートで回収・リサイクル」。


リチウムイオン二次電池の異常発熱問題」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
→ 「問題を見越して多重の安全対策が施されている。それでもなお、製造上の欠陥や取り扱いの悪さにより発熱・発火に至る事例が後を絶たない」とのこと。発端は2006年の携帯電話やノートパソコンのバッテリーパック回収問題。


 以下は、主な報道状況↓↓↓ 論文は、さらに下部♪



非純正リチウムイオンバッテリーの発火に注意喚起」(2020年1月23日「ANNnewsCH」)
→ NITE(製品評価技術基盤機構)による動画ニュース。
  電気掃除機や電動工具などに使用される充電式の大型リチウムイオンバッテリーの事故が急増。
  事故の多くは、純正ではないバッテリーを充電する最中に起きている。
  出火したバッテリーが床に落下し、やけどをした人もいる。


リチウムイオン二次電池の廃棄に関する事故にClose UP」(2019年11月7日「さんぽのひろば」)
→ 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 爆発利用・産業保安研究グループのサイト。
  「さんぽのひろば」のさんぽとは、産業保安。
  注目の化学災害という位置づけになっている。
  記事では、ノートパソコン、スマートフォン、モバイルバッテリを指摘。
  編集後記では、ロボット掃除機、加熱式たばこや電動工具、デジタルカメラに触れている。


リチウム電池、可燃ごみにしないで=収集車の発火相次ぐ」(2019年11月6日「時事ドットコム」)
→ 製品評価技術基盤機構(NITE)が、名古屋市の事例を情報提供。
  「名古屋市では、2014~19年度8月末まで、リチウム電池によるごみ収集車の火災が5年ちょいで16件発生。
  付近の住宅への延焼や清掃局員がけがをする恐れがある。可燃ごみと混ぜて捨てるのは絶対にやめて」


やっぱり危険!リチウムイオン電池」(2019年10月25日「株式会社リーテム コラム」)
→ 公益財団法人日本容器包装リサイクル協会の主張を分かりやすくまとめたもの。


高まる関心 リチウムイオン電池」 (2019年10月25日 (金)「くらし☆解説」 水野倫之NHK解説委員)
→ 吉野彰さんのノーベル賞受賞で、登場。



リチウムイオン電池廃棄で注意喚起 収集車が火災も」(2019年10月24日「ANNnewsCH」)
→ NITE(製品評価技術基盤機構)による動画ニュース。
 「携帯電話などに使われるリチウムイオン電池は外部からの圧力に弱く、「一般ごみ」として出すとごみ収集車の中で発火や破裂を起こす可能性がある。「有害ごみ」として他のごみと分けることやリサイクルで回収してもらうなど自治体の指示に従って」と呼びかけている。




リチウムイオン電池…発火事故急増のワケ」(2017年10月31日「読売新聞」。動画あり)
→ 製品評価技術基盤機構(NITE)によると、2012年度19件だったが、2016年度には108件と5倍増。
  電気自動車では、人間の次の優先順位でバッテリーパックの安全を守っている。
  メーカー各社も対策に乗り出している。電解質も固体にした全固体電池、東電の「リチウム硫黄電池」。
  充電池は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がロードマップを作成し、各社がしのぎを削る。


急増!リチウムイオン電池の事故」 (2017年9月21日 (木)「くらし☆解説」 水野倫之NHK解説委員)
→ ミクロン単位の異物の侵入による製品自体の不良による発熱や発火事故の話。
  製品は、ドライブレコーダーやスマホ等。
  衝撃を与えない! リコール情報に注意する! 変形・発熱したら使わない!








iPhoneの爆発は他人事じゃない!爆発する原因と前兆を紹介!」 (2019年8月3日)「スマホスピタルマガジン」
→ iPhoneが爆発する原因と前兆について紹介。
  リチウムイオンバッテリーは、衝撃に弱く膨張しやすいという弱点がある。
  膨張する主な原因は、長時間充電、充電しながらの長時間使用、炎天下や窓際での放置。







最近気になる用語 229 リチウムイオン電池」(学会誌「冷凍」2013年5月。公益社団法人 日本冷凍空調学会)
→ 冷凍とリチウム電池に何の関係が?と思ったが、安全性が気になったらしい。
  「市場規模が2010 年には1兆円規模に成長した. 車載用電池の増産をきっかけに,リチウムイオン電池市場は急速に拡大すると考えられ,5年後には3兆円を超える規模 にまで成長するという予測もある」「何よりも安全性を優先した開発を進めても らいたい」で、用語説明を締めている。



以下は、論文です。


リチウムイオン電池の信頼性と安全性について」(日本信頼性学会誌「信頼性」2018年、神山敦Atsushi KAMIYAMA)
→ 「モバイルバッテリー,スマートフォン,ノートパソコンの事故等,リチウムイオン電池(LIB)が関係する製品事故,LIB の構造及び特徴について,製品安全の観点から解説する.」

リチウムイオン二次電池の高エネルギー状態での燃焼実験から原因究明に生かせること」(一般財団法人全国消防協会「消防機器の改良及び開発並びに消防に関する論文」2018年11月 大阪市消防局 辻明人、村上芳郎)
→ 「正確に出火原因を判定することで、製造メーカーへ安全対策を求めること」「出火構造や燃焼状況を職員が理解し、市民に啓発することで火災予防につなげることが出来れば幸いである」と結ばれている。


電池関連の最新動向~リチウムイオン二次電池が抱える課題と新規な電池理論」(株式会社情報機構 講師コラム:佐野茂 先生2008年11月4日~2009年3月24日)
→ 「一昨年からリチウムイオン二次電池で発熱・発火事故が多発しました。電池メーカーを退職している私のような立場の者の方が、安全性については正しい情報公開をし易いはずであるから、発言するべきであると感じました」とのこと。